早く髪を伸ばしたい!! - ヘアケア・ヘアスタイル - 教えて!goo
補足をしていただき,ありがとうございます。
髪の毛が伸びる速さが遅くなる段階には,個人差があるのですが,一般的に,女性の場合は,アゴよりも数cm長くなった段階で,伸びるスピードが鈍ります。
また,その頃より,毎日,トリートメントをしていませんと,毛先がカールしやすくなるため,さらに伸びる速さが遅くなったように感じるようになります。
毛先がカールしやすくなる原因は,アゴのラインよりも長くなった部分のキューティクルが,少しずつ,自然に欠損しやすくなるためで,自然欠損した部分から水分が蒸発し,また,髪の毛ない分タンパク質(ケラチン)が髪の毛の外に出て行ってしまうためです。
そこで,髪の毛を健康的に,かつ,通常のスピードに近い状態で延ばすために,次のことをしてみてください。
1.毛先カット
1ヶ月に1度,定期的に毛先を1~2mm程度カットしてください。
その理由については,わかりにくい説明しか出来ませんので省きますが,私たち理容師・美容師の間では「常識」として扱われています。
2.毎日,トリートメント
キューティクルの自然欠損を防ぐには,毎日,トリートメントする必要があります。
流すタイプのトリートメント,流さないタイプのトリートメント,どちらでも構いませんから,正しくトリートメントしてください。
3.体内の栄養状態を整える
髪の毛が伸びるためには,髪の毛を作るための材料が必要です。
髪の毛を作るための材料は,体内に吸収されている栄養です。
ですから,体内の栄養状態が悪くなっていますと,伸びるはずの髪の毛も伸びにくくなってしまいます。
また,体内の栄養状態が良好であれば,髪の毛の一部であるキューティクルも丈夫になり,自然欠損しにくいものになりますので,栄養状態を良好にすることは大切ですよ。
栄養状態を良好に保つには,次のことに留意してください。(当てはまらないものもあると思います)
a.
栄養バランスのとれた食事(一昨日,昨日,そして今日の3日間で栄養バランスを整えてください)
b.
サプリメントに頼らない食事(栄養バランスのとれた食事を留意していても,不足してしまう栄養があった場合は,その限りではありません)
c.
夕食を残してしまうくらいに,買い食いやおやつを食べない(夕食を全部食べられるようであれば,買い食いやおやつはOKです)
d.
栄養バランスを無視したダイエットをしない
e.
極端な好き嫌いは改善する(少しくらいの好き嫌いでしたら,改善する必要はありません)
f.
よく食べはじめる時刻を中心に,その前後30分ずつのズレの範囲内で,食事を食べはじめるようにする(1週間に1度程度であれば,大幅にずれても構いません)
g.
よく噛んで食べる(食材の味を感じるまで噛むようにしてください)
h.
「1つの食材だけを食べ続け,その食材を全部食べ終わらないと次の食材を食べはじめない食べ方」は絶対にしない
i.
ストレスを感じたら,出来るだけ早いうちに,積極的に解消する(ストレスを感じている間は,栄養の吸収が悪くなります)
j.
喫煙者の場合,喫煙回数を減らすか,または,スパッと禁煙してください(「喫煙=ストレス」です)
ちなみに,栄養は,どの場所にも均等に分配されているものではなく,生命維持にとって重要な場所から分配されていき,髪の毛のように生命維持にはあまり関わりがない場所には,その他で使われて残った「残りカス」がまわされています。
また,栄養バランスとは,すべての栄養が,栄養それぞれに設定されている「食事摂取基準」(推奨量,目安量,目標量の3つがあります)をクリアすることです。
そして,もし,1つ以上,食事摂取基準を下回るものがありますと,食事摂取基準に対する割合が最低のものと同じ割合だけ,その他の栄養も使われたら,残った分は,一時(2~3日間くらい)体内にストックされたあと,体外に捨てられてしまいます。
ですから,髪の毛にとって,体内の栄養状態が良好になることは,大変重要になるのですよ。
4.睡眠リズムを整える
髪の毛は,就寝中に一番よく伸びます。
というのは,髪の毛が伸びるためには,成長ホルモン(細胞分裂を促すホルモンです)が大きく関わっているからです。(肌の健康にも大きく関わっていますよ)
成長ホルモンを上手に活用するためには,睡眠リズムが大切になります。
そのためには,次のことに留意してください。
a.
休日も含め,毎日,ほぼ同じ時刻に起床する(休日に寝坊してしまいますと,それだけでリズムが崩れます)
b.
起床したら,出来るだけ早く,光を浴びる(起床のスイッチを入れるためですので,曇天や雨天の太陽や蛍光灯の光でもOKです)
c.
起床の16時間後(8時間前)に,寝具に潜って,身体を休める(aとbが出来ていますと,その頃,成長ホルモンの分泌量が1番増加するためです)
5.頭皮マッサージ+シャンプー
栄養や成長ホルモンが髪の毛を作っている毛根に届きにくくなっていますと,体内の栄養状態を良好にしていても,また,睡眠リズムを整えていても,意味が無くなってしまうことがあります。
市販の育毛剤のほとんどが,血管拡張作用を持つのも,この理由からです。
そこで,育毛剤を使用するのも良いですが,お金をかけなくても出来ることとして,頭皮マッサージをお勧めします。
また,頭皮を清潔にすることで,髪の毛が伸びやすいという話もあります。
その一例として,参考URLの回答No.5に書かれているシャンプー方法(頭皮マッサージ+シャンプー)を挙げておきます。
ちなみに,なかなか簡単に取れない頭皮の角栓も,このシャンプー方法でしたら結構取れちゃいますよ。
ちなみに,このシャンプー方法は,就寝の1時間~1時間30分前に行うのがベストだと考えています。
最後に,紹介したものすべてを一度にする必要はありません。
また,改善するべきところでも,出来るところから改善していくようにしてください。
というのは,無理をしてしまいますと,それがストレスになってしまいますからです。
それと,髪の毛をきつく縛る方法についてですが,髪の毛の専門家としては,あまりお勧め出来ません。
一応,理屈は合っているのですが,強いテンション(引っ張る力)をかけ続けていますと,その部分の髪の毛が抜けやすくなってしまいます。
髪の毛は,抜けてしまいますと,その部分からは約120日間生えてきません。
また,このような脱毛が何回も何回も繰り返されますと,かなり長い期間がかかりますが,強いテンションがかかっていた部分の髪の毛が細くなってしまい,女性でも薄毛やハゲになってしまう可能性は0ではありません。
もちろん,そうなる前にやめてしまえば良いことではありますが,でも,髪の毛の専門家としては,やはり,お勧め出来ませんね。
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